2021年5月
続報!ウッドショックの影響はいかに。
少し前に記事にしました輸入木材の件、最近になってかなりマスコミでも取り上げられるようになりました。
同時に、不動産業界・建設業界でもその影響を耳にすることが増えてきています。
リアルに聞いた主な話は以下の通りです。
- 梁などに使う輸入木材は本当に手に入りにくい状況。
- 手に入ったとしても、価格が高騰しており非常に困っている。
- プレカット工場で注文を受け付けてくれない。
- 大手ハウスメーカーや建売業者が確保に躍起になっていて、町場の工務店まで回ってこない。
- 工期の延長というか、受注をしても着工の目途が立たない。
- 一部の地場工務店は資金繰りがかなり厳しくなる。
- 一人親方でやっているような仲間の大工から、何か仕事はないか?と連絡がくるようになった。
特に気になるのが、今まで大工さんが足りない!と言われていたのに、暇になる大工さんが出てきているということ・・・
大手ポータルサイトの調査では土地建物など不動産売買の動きは昨年よりもかなり回復してきていると言いますが、これから土地は買えても建物が建てられないという状況が発生するかもしれません。
いずれにしましても、これから建物を建てようとしている方は「ウッドショック」の動向を注視しておいた方が良いかと思います。
厚木市内でも影響あり!木材不足で木造住宅の建築がピンチ!?
最近ちらほらとニュースを目にするようになってきた話題が世界的な「木材不足」です。
米国の住宅需要はかなり好調であることや、海運におけるコンテナ不足も重なり、輸入される材木の不足が懸念されています。
当然木材価格も高騰し、市場では1年前の約2倍の価格をつけているものもあります。
こうした影響が日本全国、もちろん厚木市内でも出てくるでしょう。
考えられる主な影響は、
- 建築費の増加
- 工期の延長
- 資金計画の変更
- 引っ越し予定つまり生活環境の変更
- 建築設計の変更
といったところでしょうか。
当然、建売業者や大手ハウスメーカーは躍起になって木材の確保をしていると思います。
特に6月以降の着工を予定している方は、少し気にしておきたいところです。
既に請負契約書を締結している場合は、材料費が高騰した場合の対応についてよく確認をしておきましょう。
杞憂に終わると良いのですが。