【ご相談内容】
- 厚木市内に相続をした不動産(土地)をご所有のお客様からのご相談です。
- 土地の売却時期について悩んでいます。
【ご提案】
土地の売却時期に関しては、基本的に「売りたい時が売り時」とお答えしています。
不動産は「不」動産である以上、資金化するのに時間がかかります。
勿論、不動産業者さんが直接買取をする場合などは資金化の時間も短くなりますが、一般に売却するよりも通常は金額が安くなります。
それを前提に、さらに突っ込んだ話をしますと・・・
- 土地の価格は需給のバランスで相場が決まります。
- 欲しい人が多い場所は高く、欲しい人が少ない場所は低くなるのが市場の原理です。
- つまり、今後も都内の一等地や駅前など需要の高い場所は土地価格が上昇する可能性がありますが、郊外など人口が減少している場所は低下する可能性の方が高いと思います。
ちなみに、当然ながら日本、そしてこの厚木市も将来は人口が減少していくことが見込まれていますので、基本的には全体として需要が減る方向にあることは言うまでも有りません。
要するに、大きな流れとしては「上がる可能性より下がる可能性の方が高い」ということです。
但し、一時的な状況に関して言えば、必ずしもそうではなく、「今がチャンス」かもしれません。
理由は色々有りますが、(根拠があるものもそうですが、体感的なものもあります。)
- 将来的に税制(住宅ローン減税や相続税)が大きく変わることが想定されていること。
- コロナ禍で大きな買い物を控えていたエンドユーザーの意欲が高まっていること。
- 在宅ワークの浸透や都内マンション価格の高騰によって郊外の戸建てに興味が集まっていること
- 低金利の今、今後の金利上昇を見込んで早く住宅ローンを組んでおこうという考えが少なからずあること。
- 建売住宅は多いが、土地の売却情報がとにかく少ないこと。
最近の取引事例を見ると結構良い値段で売れているなぁ、と感じることも多いです。
いずれにしても冒頭記載しました通り、「不」動産ですので、いざ売ろうと思いバタバタするよりも、事前にしっかりと準備をしておくことがスムーズな売却の第一歩となります。
まだ本当に売るかどうか分からない、という状態でも結構です。
是非、お早めにご相談を頂ければ幸いです。