<ご説明>
賃貸住宅に入居する際に、家主に支払う一時金のひとつ。敷金や保証金のように契約期間が終了しても返還されることはない。
<コメント>
一般的には月額賃料の1ヶ月分、というのがこの辺の地域では多いでしょうか
最近では0ヶ月という物件も良く目にします
賃貸住宅の契約に伴う大家さんへの謝礼金、といった趣旨の一時金になりますが、慣例的な意味合いが強い部分もありますね
<ご説明>
複数の人で1つの賃貸住宅の部屋を分けあって共同で住むこと。マンションやアパートをシェアする場合にフラットシェア、一軒家の場合はハウスシェアと使い分ける場合もある。
<コメント>
最近、このルームシェアがブームのように報じられることもありますね
厚木市でも、ハウスシェアのような形態で貸し出しをしている物件が出てきました
比較的安い賃料で部屋を確保できることなどが好まれるようです
駅から徒歩圏だったり、利便性の高い場所ですとこうした形態もさらに広がるかもしれませんね
<ご説明>
投資に対する利益の回収割合のこと。不動産では、投資額に対する年間の賃料収入の割合を「還元利回り(Capitalization Rate:キャップレート)」という。
<コメント>
銀行預金の金利が低いと、不動産投資に向けられる目も多くなります
アパートやマンションといった収益物件を購入する際は、当然この利回りが最も重要な要素の一つになります。
利回りにも表面利回りや実質利回り(経費などを差し引いたもの)があり、検討する必要があります
一般的には不動産投資の場合、利回り10%位が目線になってきますかね・・・
<ご説明>
住宅地に望ましい環境づくりや、商工業に適した地域づくりなど、それぞれの地域にふさわしい発展を促すため、都市計画法に基づいて定められている。
<コメント>
その場所にどんな建物が建てられるのか、それが定められているのがこの用途地域になります
厚木市の場合、ホームページの地図システムから確認することもできます。
<ご説明>
住宅の規模(広さ)に対する規制を示す数値のひとつで、敷地面積に対する延床面積の割合のこと。
<コメント>
ある土地に建物を建築する際にどれくらいの大きさの建物を建てれるのか?に関わる要素が、この容積率です
土地の売買をする時など、重要な説明事項のひとつになります
用途地域や接道状況によって数値が変わってきますので、しっかりと確認することが重要です
<ご説明>
賃貸住宅の契約をするとき保証人をつけることが難しい場合に、地方自治体、民間保証機関、ボランティア団体などが、費用を支払うことで一定期間の家賃の債務保証を行うシステム。
<コメント>
最近の賃貸住宅ではこの家賃債務保証を求められるケースが非常に増えています
オーナーさんとしても、連帯保証人に頼らない債権の回収が可能になりますし、延滞に伴う催促などの手間も省くことが出来ます
保証会社さんも数多く存在しますが、保証会社自体の信用力もしっかりとチェックした上で対応することが管理会社には求められます
<ご説明>
山腹や丘の斜面などの傾斜地を造成するときなどに、他から採取した土砂を古い地盤の上に盛り上げて平らにしたところ。
<コメント>
地盤が道路から下がっていたり、隣地と差をつけたい場合等にこの盛土がされます
しかし、制限なくいくらでも盛って良いわけではなく、決められた以上の盛土をする場合には開発許可が必要になるケースもあります
自宅建築の際などはお気を付け下さい
<ご説明>
住宅ローンを借りるときの収入基準のひとつで、年収に対する年間返済額の割合。
<コメント>
この返済負担率は、住宅ローンの審査基準のひとつとされています
金融機関によってはこの返済負担率の大小によって条件が変わったりする場合もあります
実際にはこの返済負担率が金融機関の基準をクリアーしているかどうかだけでなく、ご自分のライフプランに対し返済額が見合っているかをしっかりと検討しなければなりません
<ご説明>
いわゆる「間取り図」のことで、建物を床上1~1.5mの高さで水平切断した面を表現した図面。
<コメント>
建物を建築する際、まずはこの平面図を書いて間取りのイメージを固めていくのが最初ではないでしょうか
家族構成や生活スタイルに合わせて、間取りを決めていくことが大切です
中古住宅を購入する際にもこの平面図を不動産屋さん から入手して、検討を進めると生活のイメージが出来ますよ
<ご説明>
不動産を取得した人に課税される都道府県税。この場合の「取得」には、購入した場合だけでなく、新築や増改築、交換、贈与、寄付などによって所有権を得た場合も含まれる。
<コメント>
不動産を購入したりすると最初に課される税金となります
県税事務所から調査の封書が来るのですが、所有権の移転から数ヵ月後に来ますので「何だろな?」と一瞬思うかもしれません
居住用財産であったりすると様々な軽減措置も有りますので、申告の際には良く理解して行うことが大切ですね
<ご説明>
建物を新築した場合などに、不動産の登記簿を新たに開設して表題部を設けるための登記。
<コメント>
建物を新築した場合、通常ですとこの表示登記の後に保存登記を行います
そこで初めてその建物の所有者が誰であるかが登記簿に記載されます
表示登記、そして保存登記は土地家屋調査士さんや司法書士さんにお手伝い頂くのが一般的ですので、弊社でも懇意にしている先生にお願いしています
ご紹介も可能ですので、お気軽にご相談下さい。
<ご説明>
敷地の形状、道路との関係を示し、敷地内に建物をどのように配置するかを表した図面。隣地、道路との境界線、前面道路の状況などが図示され、敷地の寸法、高低差、道路幅、また建物と境界線との間の寸法や建物の最高の高さ、軒高などが記入される。
<コメント>
不動産、特に売地を販売する場合、特にそこにどんな建物が建つのか想像することは大きなポイントになります
その上でこの配置図は大切な役割を担いますので、簡単でもその案を作っておくことが大切です
もちろん専門としては建築士さんの仕事になるのでしょうが、まずは自分で試行錯誤、考えてみるのも楽しいものですよ
<ご説明>
仲介会社に手持ち不動産の売却や希望物件の購入を依頼するなど、媒介を依頼した場合に結ぶ契約のこと。
<コメント>
広告などで「専任」「一般」などという言葉を目にすることもあるかもしれません
不動産の売却・購入を依頼する際に、販売金額や手数料の額を取り決めた契約が媒介契約となります
媒介契約の中にも種類があり、専属専任媒介や専任媒介、一般媒介と分かれています。
それぞれに関しては過去にご説明させていますので、ここでは言及致しませんが、まずはこの媒介契約をするところから不動産屋さんの仕事が始まると言っても過言ではないかもしれませんね
<ご説明>
農地を宅地などほかの用途に転換すること。農業委員会の許可が必要となる。
<コメント>
所有している農地を駐車場や資材置場にしたい・・・
そんな時、注意しなければならないのがこの農地転用の許可です
どこでも誰でもが農地を別の用途に出来るわけではありません
しかも、許可が必要なのに無断で転用しているような場合は、法律で罰則規定も設けられています
具体的なご相談は農業委員会(厚木市役所内)に行かれてみてはいかがでしょうか
もちろん弊社にお越し頂いても結構ですよ
<ご説明>
敷地と前面道路との関係を表したもの。接道条件ともいう。道路が接している方角と、その道路の幅員を併せて表示するのが普通。
<コメント>
接道は土地の価値に関わる大きな要素の一つです
場合によってはこの道路付け=接道の条件が満たされないが為に、建築が出来ないこともあります
建築が出来なければその土地の価値が下がるのは言うまでもありません
ちなみにその土地がどのように接道をしているのか、は公図や市役所の道路管理課などで確認することができます
<ご説明>
不動産では、土地・建物にかかわる権利関係を法的に登録する台帳のこと。登記簿に登記していないと、第三者に対抗できない。登記簿は土地、建物それぞれにあり、中身は表題部、甲区、乙区に分かれている。
<コメント>
登記簿は不動産を調査する上で、イの一番に調べるものです
ここに記載されているその不動産に関する権利関係がまず重要になるのです
誰が所有しているのか、借入金の担保になっていないか、などなど登記されていることは、対抗要件という第三者に主張できる要素を持っています
この登記簿の見方などはインターネットにも載っていますが、不動産屋さんか専門家の司法書士さんとご相談するのがベターですね。
<ご説明>
2階建ての連棟式住宅のこと。各住戸の敷地は、各住戸が単独で所有している。
<コメント>
最近は売買よりも、賃貸でこのテラスハウスというものを目にすることがほとんどです
賃貸住宅で気になることの1つが上下の生活音ですが、このテラスハウスならばアパート等に比べてその心配を減らすことが出来ます
お家賃は一般のアパート・マンションよりも割高になることがありますが、それでも人気の出やすいタイプの賃貸住宅ですね
<ご説明>
売買契約・請負契約・賃貸借契約などの有償契約において、契約締結の際に、当事者の一方から他方に対して交付する金銭などの有償物のこと。
<コメント>
不動産の場合にも、売買契約の際に大半のケースでこの手付(金)を受け渡します。
この手付金は渡した側はこれを放棄し、受けた側は同額を加えて(倍返し)すれば、契約を破棄することが出来るという特約に基づきます
ちなみに住宅ローンを利用する場合等は、ローン特約というローン審査が不承認だった場合の解約特約があります
従ってローンが通らなくて契約が履行できなかったが手付が戻らない、ということはありません
この手付は不動産の取引でも非常にトラブルの多い部分ですのでお気を付け下さい
<ご説明>
シリンダーの作動によって制御される錠(シリンダー錠)の一つで、シリンダー内に並べられたピンの制御を、表面に多数の小さなくぼみ(ディンプル)が付いている鍵によって行なうものをいう。
<コメント>
以前、ピッキングによる空き巣被害が広まった際、賃貸物件でもこのディンプルキーのような安全性の高い鍵の導入が進みました
ただ、安全性が高い半面、鍵の交換費用がかさんだり、合いカギが作り難かったりすることもあります
もし、ご入居のお部屋がディンプルキーの場合は、こうした部分も気を付けて不動産屋さんからの説明を受けることをお勧めします
<ご説明>
債権を保全するために、債務者(または物上保証人)が、その所有する不動産に設定する担保権のこと。
<コメント>
一般の方が、最も接する可能性の高い抵当権が、住宅ローンの借り入れに伴う抵当権の設定ではないでしょうか
この抵当権の設定によって、銀行は住宅ローンの担保とし、万が一の際に備えています
例えば抵当権が設定されている不動産を売買するような場合には、金銭の決済と同時にこの抵当権を抹消し、第三者の権利を無くすのが通常です
この抵当権が設定されているかどうかは、謄本をみればすぐに分かりますよ
<ご説明>
定期借家契約とは、平成12年3月1日より施行された定期借家法によって認められている賃貸借契約のこと。原則として契約の更新は出来ず、貸主は契約時に書面により、契約に更新が無い旨を説明することが義務付けられている。
<コメント>
最も重要なポイントは「原則として契約の更新が出来ない」ということ
転勤などで再び戻ってくることが確実な場合や、しばらく賃貸の後、売却の予定がある場合などにこの定期借家契約が用いられます
あらかじめ契約期間が決まっており借主には不利な部分がある分、お家賃が安く設定されていたりということもありますね
<ご説明>
媒介などによって不動産の取引をしたときに、業者に支払う報酬のこと。媒介報酬ともいう。宅建業法では成功報酬主義が取られているので、売却や物件探しの依頼をしても取引が成立しなければ支払う必要はない。仲介手数料の金額の上限は宅建業法で決められている。
<コメント>
不動産の売買や賃貸のお仕事をご依頼頂くとき、お客様によく聞かれるのがこの手数料のお話です
不動産の取引による手数料は、上記の通り法律によって定められています
従って、付随した工事や調査の費用は必要になる場合がありますが、基本的にこの法定以上の手数料を支払う必要はありません。
広告作成費用など、依頼当初から料金を求められるような場合はしっかりと説明を受けましょう
<ご説明>
都道府県で行う宅地建物取引主任者資格試験に合格し、不動産取引の2年以上の実務経験を持つなどの要件を認められて、宅建主任者証(有効期間5年)の交付を受けた人のこと。
<コメント>
不動産屋さんに勤務する際に、この宅地建物取引主任者の資格を持っているかどうかは非常に重要になります
契約の際に行う、重要事項説明はこの資格保有者でないと出来ません
最近では不動産屋さんに就職の決まった学生さんも、事前に試験を受けさせられるそうですよ
<ご説明>
借地権がついた宅地の所有権のこと。更地のように土地所有者が自由に利用したり転売したりできる完全所有権とは違い、借地権者との関係で利用上の制約を受けること、借地権者以外の第三者に底地だけを売却することが難しいことから不完全所有権といわれる。
<コメント>
底地だけの売買というのはあまり多くありません
それは説明にもある通り、不完全な所有権であり、利用上の制約を受けるからです
不動産屋さんの中にはそういった問題を解決して商売にする業者さんもいます
いずれにしても、一般の方が扱うのはなかなか難しいので、専門家へのご相談をお勧めします
<ご説明>
媒介契約の一種で、仲介を依頼できる業者が1社に限られる形式。自己発見取引は可能。
<コメント>
一般媒介契約同様、不動産取引の上では非常に多くみられる媒介契約です
売買でも賃貸でも同様の媒介契約があります。
他社への依頼が出来なくなる分、契約期間が3ヶ月に限られていることや、報告義務が不動産業者には課されます
いずれにせよ、「他社に取られない」という意味で、大手不動産会社ではまずこの専任媒介を取ることを目標に営業をするケースもあるようです
<ご説明>
専任媒介契約のバリエーションの一種で、依頼者は仲介を依頼した業者が見つけた相手方としか契約できない。自分で取引相手を見つけて契約することも制限される。契約期間は3か月以内。
<コメント>
一番のポイントは、その不動産の取引相手を自分で見つけても、契約することが制限されることです
逆に言えば、不動産屋さんにとって優位な契約と言えるかもしれません
この専任専属媒介契約を結ぶ際には、しっかりと説明を受け、検討をした上で行うようにしましょう
<ご説明>
二項道路に接している敷地で、道路の境界線を後退させること。セットバックした部分は道路と見なされるので、その部分に建物を建築することはできない。
<コメント>
土地に接する道路の幅員が4m満たない時にこのセットバックが必要となります
このセットバックが必要な場合、広告には大半のケースで表示がされています
それは、セットバックした土地には建築物を建築できないのみでなく、門や塀や擁壁も作ることが出来ないというマイナスがある為です
どの不動産屋さんもしっかりと表示はしているかと思いますが、十分お気を付け下さい
<ご説明>
都市計画区域内にある建築物の敷地は、幅員4m以上の道路に2m以上接していなくてはならないと、建築基準法で定められている。
<コメント>
その土地の価値を決める、といっても過言ではないほどこの道路への接道義務というのは重要です
というのもこの接道義務が満たされなければ土地に建築物が建たない=用途が限られた土地となってしまうからです
従って不動産屋さんとしてもこの接道がどうなっているかというのは、非常に入念に調べる部分なのです
またその接している道路自体も建築基準法上の道路なのか、といった部分も要チェックとなります
<ご説明>
マンションのような集合住宅の建物を、スケルトン(骨組)とインフィル(内装等)に分けて、スケルトン部分だけを賃貸する方式のこと。インフィルは、スケルトンの賃借人が自らの負担で造って所有する。
<コメント>
貸店舗などの場合、よくこのスケルトンという名前を聞くことがあります
賃貸する空間には何もなく、造作は賃借人が行い、また退去時にも原則的にまた何もない状態にして返却してもらいます
このスケルトンに対して居抜きという言葉もありますが、これは前賃借人が残したテーブルや椅子などをそのまま利用する形での賃貸になります
スケルトンの場合、自分の好みの内装に出来る分、初期コストがかさむことになります
<ご説明>
資産を譲渡した時に得られた利益のこと。不動産などの売却(譲渡)価格そのものではなく、そこから一定の経費を差し引いた後に利益が残った場合に「譲渡所得」という。
<コメント>
不動産を売却する際には、売買代金そのものが手取りの収入になるとは限りません
不動産屋さんへの手数料や登記料など諸費用が必要になるからです
そこで忘れてはいけないのがこの譲渡所得のお話。
不動産の売却によって利益が生じた場合、税金が課せられることがあるのです
これは居住用の財産を売却したのか、所有していた期間の長さなど様々な要素によって控除されたりすることもあります
ケースバイケースですので、詳しくは不動産屋さんもしくは税理士さんにご相談すると良いかもしれません